投資を考えるとき、「いかに効率よく資産を増やせるか」という視点はとても大切。
でも今回、私はちょっと別の視点も大事にして、変額保険に入ることにしました。
🔹前提として考えたこと
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毎月の積立:6,000円
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運用利回り:年7%で仮定
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投資期間:20年間
この条件で、インデックス投資(例:全世界株など)と、保険型積立(変額保険)を比較しました。
🔍インデックス投資と保険型積立のざっくり比較
比較項目 | インデックス投資(例:投資信託) | 保険型積立(例:変額保険) |
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年間コスト | 約0.1%(超低コスト) | 約1.5%前後+契約時に3%ほど |
流動性 | いつでも売れる | 基本は長期契約。解約制限あり |
課税(売却時) | 利益に**そのまま20.315%**課税 | 利益−50万円→1/2課税→20.315% |
年間控除 | 対象外 | 年1万円程度が戻ってくる |
メリット | コスパ最強、自由度高い | 節税できて、積立の“強制力”あり |
🔸数字だけ見れば、インデックス投資が圧勝
手数料が安くて、自由度が高い。
効率で言えば、インデックス投資の方が圧倒的に有利です。
これはもう、比較の余地がないくらいはっきりしています。
🔸それでも保険にした理由
1. 税制の仕組みが強い
売却益にかかる税金が、
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投資信託:そのまま20.315%
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保険:利益−50万 → その半額に課税
この差は大きく、長期的には手取り額に明確な差が出てくる可能性があります。
2. 年間の控除(約1万円)もある
これはおまけ程度ですが、所得税や住民税が少し軽くなります。
3. 投資の強制力として使える
証券口座だと下がったときに売りたくなるけど、
保険は解約しづらいぶん、「貯め続ける仕組み」として機能するのが個人的にありがたい。
4. 応援したい気持ち
正直なところ、今回の保険営業はお世話になった友人。
普段なら契約しないけど、「がんばってほしい」という気持ちも後押しになりました。
🔸矛盾もあるけど、納得している
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iDeCoには未加入(退職金が多く、控除がうまく使えないため)
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NISAは最優先(税制上はこちらの方が明らかに有利)
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配当を再投資していけば、NISA枠は自然に埋まる
だから今、別の非課税枠(保険)を使うのもありだと判断しました。
✅ まとめ:数字と気持ちのバランスで選んだ
インデックス投資の方が効率は良い。それは理解した上で、
税金・心理的な仕組み・人間関係も含めて、「自分が納得できる選択肢」として保険を選びました。
資産運用って、「数字」だけで割り切れないところもある。
今回はそれを実感した、ちょっと不器用だけど納得感のある決断でした。
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